新たな通勤のお供として、こんなん買ってみました。 iPod nano (PRODUCT) RED Special Editionでございます。 容量は4GBで、お値段¥23,800-也。 今までのCDウォークマンに代わりしばらく使ってみましたんで、例によってレビューをば。 ○iPod miniの正常進化というべきデザイン ○潤沢なメモリ容量 ○サーチボタンを押してから曲が始まるまでのレスポンスの良さ ○良く持つバッテリー ○自由に設定できる最大音量調整 ○明るく見やすいカラー液晶 △当たり外れのあるEQ △くせのあるクリックホイール ×日本語非対応の検索機能 ××起動が遅く、My Musicフォルダに爆弾を作るiTunes ・パッケージ 鉄道模型でも入ってそうなかまぼこ位の大きさの透明プラケースにまとめられています。 家電やらAV機器のパッケージといえば、紙箱入りで中を開けると発泡スチロールで 固定された本体と付属品やら取説やらがごてごてと大量に出てくる大層なものって イメージがあるのですが こいつのパッケージの気軽さときたら、とても¥20k台する代物とは思えませんね。 自動販売機に並んでてもおかしくない気がします(w 付属品は ・ヘッドホン(インナーイヤー型) ・USB接続ケーブル ・クイックスタートとかいう簡易取説 …他 ACアダプターはついておらず(充電用の電源はUSBから供給)、また本体へ曲を転送する のに必要なiTunesさえも付属していません(取説ともどもHPからダウンロードして入手) まぁネット接続可能なPCを持っていればその辺の付属品は邪魔になるだけなので いらないといえばいらないのですが。 …せめてバグった時の対処方法ぐらいは書いておいてほしかった。 最初にバグった時は危うくアップルストアに持っていくところでしたし。 (ちなみにリセットはMENUボタン+センターボタンの同時長押しでできます) ・外観 先代は「iPodの小型版」的なデザインでしたが、 新型は「iPod miniの進化版」的なデザインです。 8GB版は専用色の黒のみ、4GB版は全6色のバリエーションがあるのですが やっぱ赤ですよ赤。 アルミボディに鮮やかな赤色が映えててかなりいい感じです。 HPの画像を見るより是非とも実機で確認してみてください。 ちなみに赤いのだけ iPod nano (PRODUCT) RED Special Editionをお買い上げいただくと、 アップルは購入金額の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付します。 本体価格は他と同じで、その中から10ドルを寄付にまわしてるんだそうで。 この扱いについて価格.comらへんでは相当な水掛け論が勃発してるようですが。 個人的には「そらそれでええんちゃうん?」といった感じです。 気に入ったのんを買えばよろしいでしょうに。 見た感じでは昔あったワイヤレスウォークマンのレシーバー部分だけを 持ち出したかのように薄くて小さいのですが、手の上に乗せてみると 意外とずっしりとした重さを感じます。 ただ、胸ポケットに入れておいて気になるほどの重さではありません。 ・メモリ GB単位のメモリを搭載している事こそ、nanoの存在価値ともいえるでしょう。 容量が増えたこと然り、音飛びしなくなったこと然り、サーチが早くなったこと然り 非常に満足しています。 もっとも、MP3対応CDウォークマンからの乗り換えだったんで、 いずれをとっても前より向上しているわけですが。 ・操作性 操作部は非常にシンプルな構成で、メニューボタン、サーチボタン、再生/ポーズボタン センターボタン(メニューで使用)、クリックホイール(メニュー、音量調整に使用) で全てです。 ちなみに、停止ボタンありません(停止するときは再生ボタンを長押し) リピートのON/OFFやらランダム再生の切り替えはメニューを引っ張り出して行います。 ダイレクトに操作できないのはやや難ありとも思いますが、 あのデザインなら仕方ないなぁ、とも。 曲のサーチもやはりメニューから行うのですが、アーティストとアルバムさえ メインメニューで出すように設定しておけば、十分使いやすいと認められるでしょう。 基本的にそれ以外のサーチ方法は使いませんし。 使わないけど使えないなぁと感じたのが検索機能。アルファベットと数字にしか 対応しておらず、曲、アーティスト、アルバム全てが日本語の場合、 なんぼ探しても見つけることができません。 このあたりが海外メーカーの弱みといったところでしょう。 クリックホイールのレスポンスにはかなり慣れが必要かと。 特に音量調整では、少し動かしただけでも敏感に反応するため、指を離したつもりでも 微妙に音量が下がったり、一気に大音量になることもしばしば。 PCのマウスのように、このあたりの感度も調整できるといいんですがねぇ。 大音量については、メニューの最大音量調整機能で抑えることができます。 最大値を自由に調整できるのはかなり便利ですね。 前使ってたCDウォークマンのAVLSは、最大音量が固定なうえ小さすぎたんで 役に立たんかったしねぇ。 ホールドスイッチがびくともしません。異常なまでに硬いです。 というか本当に異常だったりして(w *2006.10.28追記 どうやら本当に異常だったようで、銀座のアップルストアで直していただきました。 ・液晶 バックライトが明るく見やすいです。 さすがにバックライトがないと見辛いのですが、これは液晶の特性上仕方がないでしょう。 基本画面では、再生中の曲・アーティスト・アルバム情報の表示のほか 曲の再生時間と残り時間が同時に表示されます。 曲名だけでなく、アーティスト・アルバム名もスクロール表示するとなお良いのではないかと。 ・音質 このあたりは再生ファイルの圧縮率やら、使ってるヘッドホンの質やらに依存するので 何ともいえないところでしょう。(ヘッドホンも付属品は使ってないのでノーコメントで) EQ機能で音質を変化させられるのですが、こいつは結構当たりはずれが多い気が… うまく使えばいい感じに音質が変わるのですが、変にこもった音になったり 不自然な音になることもままあるわけで。 つーかDANCE設定でハウス聴くと音割れるのってどーよ? ・iTunes 一見完成度が高いように見えて、使っているとかなりボロが出ますね。 CDからの取り込みは比較的容易にできるのは良いのですが、 起動がアホみたいに重いし、何よりMy MusicフォルダにiTunesフォルダを作ったうえ、 そこに動作にかかわる重要なファイルをコピーするという非常にいただけない 仕様になってる点なんか許せません。 誤ってフォルダごと消した時とか、マイドキュメントをC:以外のドライブに移した後、 そのドライブがクラッシュなんてしようものなら、 iTunesの起動はおろか、アンインストールすらできなくなるという大惨事に… (実際、これのせいでOSを再インストールする羽目に) あとは、iTunesのライブラリにいったん登録してからでないとiPodへ転送できないのが かなり邪魔くさいです。 (フォルダからダイレクトにiPodのミュージックリストにドラッグ&ドロップすると、 林檎マークが転送中の表示に変わり、一見転送できているように見えるものの、 エラーメッセージも 何も出ないまま途中で止まり、結果的には転送はできていない。 これを故障かトラブルと思ったのは私だけではないだろう、たぶん) ただ機能を増やすだけやなしに、もうちょい使い勝手の向上とかできませんかねぇ。 <総評> もう、ディスクを使うポータブルオーディオには戻れません。 本体の小ささ然り、曲サーチの速さ然り、かつてのCDウォークマンにはない魅力が たっぷりと詰まっていました。 あと気がかりなのは耐久性ですね。そこそこの値段はしたんで永く持ってもらいたいものです。 デザインと大容量メモリに惹かれるのであればオススメします。 主観的総合評価(4段階):★★★☆(iTunesは★☆☆☆)
by alnakoki
| 2006-10-27 23:59
| その他
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by alnakoki (a.k.a. 有那)
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